【Figma】カラーパレットの作成がもっと楽に!「Color wheel palette generator」
Figma
2024/09/23
サイトやバナーのデザインを作成する際に、カラーパレットを事前に準備しておくと、デザイン作業がぐんと効率的になりますよね。
Figmaでカラーパレットを簡単に作れると、さらに便利です!
今回は、Figma上でカラーパレットを手軽に作成できるプラグイン「Color Wheel Palette Generator」の使い方をご紹介します。
ウェブサイトやバナーのデザインでは、一貫した色使いがクオリティを大きく左右します。
このプラグインを活用することで、素早くプロフェッショナルなカラーパレットを作成し、
デザインのクオリティを高めることができます。
さっそく「Color Wheel Palette Generator」を使って、効率的なデザイン作業を始めてみましょう!
はじめに
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「Color Wheel Palette Generator」は、色相環を基にカラーパレットを簡単に生成してくれるFigmaの便利なプラグインです。
これを使えば、デザイン作業がぐっと効率的に進みます。
色使いのセンスに自信がない方でも、気軽に利用できるのが魅力的です。
「Color Wheel Palette Generator」の使い方は下記の順となります。
1. プラグインの実行
まずはFigmaで「Color Wheel Palette Generator」を実行します。
プラグインを開くだけで、カラーパレット作成の準備が整います。
2. ベースカラーを入力する
次に、デザインの基となるベースカラーを入力します。
これがカラーパレットの基礎となり、全体の色合いが決まります。
3. カラースキームを選択する
6種類のパレットタイプから、適切なカラースキームを選びます。
各タイプのスキームが、異なるデザインニーズに応じて最適なカラーパレットを提案してくれます。
これで、あなたのデザインにぴったりのカラーパレットが簡単に完成します。
それでは詳しい使い方を見ていきましょう!
1.プラグインの実行
「Color wheel palette generator」はFigmaで公開されているプラグインですので、通常のプラグイン同様に使用することができます。
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Figmaのプラグインを導入する方法から始めましょう。
このプラグインはFigmaコミュニティから簡単にアクセスできます。
Figmaのツールバーのメニューにある「プラグイン」から「プラグインを管理」を選び、
検索窓に「Color Wheel Palette Generator」と入力してインストール(実行)します。
下記のfigma communityからも実行できます。https://www.figma.com/community/plugin/1286792998372727741/color-wheel-palette-generator
2.ベースカラーを入力する
「Color Wheel Palette Generator」を使ってカラーパレットを作成する際には、まずベースとなるカラーを設定します。
このベースカラーが、生成されるカラーパネルの基本となります。
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まずは「Pick a color」で、16進数(HEXカラー)のカラーコードを入力するか、
カラーパネルから直接ベースカラーを選んでください。
HEXカラーコードを入力すれば、正確な色を指定でき、
カラーパネルから選べば視覚的にお好みのカラーを簡単に見つけることができます。
さらに、カラーパネルの下にあるゲージを使って、カラーの透明度を調整することもできます。
これにより、色の濃淡を調整しながら、
自分のデザインにぴったりのベースカラーを設定することが可能です。
今回は赤色「#FA000C」を指定しました。
3.パレットタイプ6種類の中から選択する
パレットタイプは、下記の6種類用意されております。
Complementary(補色)
Split(分割補色)
Square(スクエア配色)
Analogous(類似色)
Monochromatic(単色)
Triadic(トライアディック)
上記の6種類の中から、使いたい特徴のパレットタイプを指定することで、カラーパレットが生成されます。
それでは、6種類のパレットタイプの特徴について紹介します!
Complementary(補色)
Complementaryは「補色」を指します。
補色は、カラーホイール(色相環上)でメインカラーの反対側にある色を使用する配色方法です。
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「赤色」の補色は「水色」になります。
補色を隣り合わせに配置すると、それぞれの色が一層鮮やかに見える効果があります。
メインカラーの反対に位置する補色を選ぶことで、メインカラーを引き立たせる効果的な配色が可能です。
また、補色はその鮮明さゆえに、強いインパクトを求める広告などにもよく利用されます。
Split(分割補色)
Splitは分割補色を指します。
分割補色は、カラーホイール(色相環上)でメインカラーの補色をもとにして、
その補色の両側にある2つの色を使用する配色方法です。
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「赤色」の分割補色は「緑色」と「青色」になります。
分割補色は、メインカラーとその補色の両隣にある色を組み合わせることで、
補色同士の強い対比を和らげつつ、全体の色の調和を図ることができます。
これにより、バランスの取れた配色が実現します。
また、分割補色は視覚的な魅力と活気をもたらし、
補色の強いコントラストを避けたい場合や、複雑な色合いを求めるシチュエーションで特に効果的です。
Square(スクエア配色)
Squareはスクエア配色を指します。
スクエア配色は、カラーホイール(色相環上)で均等に配置された4色を使った配色方法です。
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メインカラーをもとに、色相環を4つの均等な部分に分け、それぞれの色を選びます。
「赤色」のスクエア配色は「黄緑色」「水色」「紫色」になります。
スクエア配色は、色相環上で均等に配置された4つの色を使用し、
対角に配置された色が補色関係にあるため、強いコントラストを持ちながらも調和のとれた印象を作り出します。
これにより、デザイン全体がバランスよく、視覚的に豊かで興味を引くものになります。
この配色方法は、デザインに豊かさと深みを加えるのに適しており、ポスターや広告、インテリアなど、色を多く使いたいシーンで特に効果的です。
Analogous(類似色)
Analogousは類似色を指します。
類似色は、カラーホイール(色相環上)隣り合う色、つまり色相が近い色を使用する配色方法です。
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「赤色」の類似色は「オレンジ色」と「ピンク色」になります。
類似色は色相が近いため、自然なつながりがあり、全体的に調和の取れた配色が実現します。
この配色は目に優しく、落ち着いた印象を与えることができます。
また、類似色を用いることでデザインに統一感が生まれ、視覚的に一貫性のある印象を作り出すことが可能です。
そのため、キービジュアルやメインビジュアル一貫性や調和を求める際に、
自然で心地よいデザインを実現するのに非常に効果的です。
Monochromatic(単色)
Monochromaticは単色を指します。
単色は、その名の通り1つの色相に基づいた配色のことを指し、
明るさや濃さを変えた異なるトーンやシェードを使用します。
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「赤色」で単色を使用すると、明度の度合いを調整したカラーが指定されます。
単色配色は、すべての要素が同じ色相で構成されているため、
シンプルで統一感のあるデザインが作れます。
異なる明度や彩度のバリエーションを使うことで、視覚的に調和が取れ、落ち着いた印象を与えます。
色を他の色と組み合わせないため、特定の色やテーマに焦点を合わせやすく、
ポスターや広告などで洗練されたシンプルなデザインに最適です。
Triadic(トライアディック)
Triadiccはトライアディックを指します。
トライアディックは、カラーホイール(色相環)上で均等に配置された3つの色を使用する配色方法です。
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「赤色」のトライアディックは「黄緑色」を「青色」になります。
トライアディック配色は、色相環で均等に配置された3つの色を使うため、
全体のバランスが良く、調和の取れたデザインが実現できます。
この配色方法はカラフルで動きのあるビジュアルを作り出し、
異なる色が強いコントラストを生み出しながらも調和を保ちます。
ポスターやウェブデザインなどで、視覚的に興味を引くカラフルなデザインに適しています。
カラーパレットを作成する
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メインカラーとパレットタイプが確定したら、「Update colors」でカラーパレットを生成します。
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カラーパネルが生成されました!
Figmaでのデザイン作成がもっと楽に!
「Color Wheel Palette Generator」を使えば、
色相環を基にしたカラーパレットを簡単に作成できるため、デザインの効率が大幅にアップします。
色の組み合わせや配色を素早く試せるので、実際のデザイン作業がよりスムーズに進みます!
複数のデザイン案を作成する際に、色のバリエーションを考えるのは非常に時間がかかりますが、
このプラグインを使うことでその時間をグッと短縮できます。
また、視覚的に美しいカラーパレットを簡単に作成できるため、デザインのクオリティも向上します。
さらに、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションが円滑になり、デザイン案を提案する際の説得力も増していきます。
ぜひ「Color Wheel Palette Generator」を使って、
デザイン作業をもっと効率的に、そして楽しんでみてください!
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編集者
デザイナズ編集部
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